解説のページ ‐ 光化学オキシダントについて
光化学オキシダントとは?
自動車の排気ガスや工場の煙に含まれる窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC。蒸発しやすい有機化合物のこと。)などは、太陽の紫外線を受けると、オゾンを主体とした酸化力の強い物質を生成します。これを「光化学オキシダント」といいます。光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」とよびます。
光化学オキシダントはいつ、どのようなときに高くなるのですか?
春から秋にかけての晴れた日に高濃度となる傾向があります。
①気温が高い ②日差しが強い ③風が弱い ときは特に注意が必要です。
健康影響の症状には次のようなものがあります
・目がチカチカ、ショボショボする ・涙が異常に出る ・のどが痛む ・咳が出る
などの症状があらわれることがあります。
子どもや高齢者の方、体が弱い方などは、特にご注意ください。
注意報が発令されたときはどうしたらよいのですか?
- ・外出を控えましょう。 特に、屋外での激しい運動は避けてください。
- ・窓を閉めて、できるだけ屋内で過ごしましょう。
- ・目やのどが痛くなったら、洗顔、洗眼、うがいを行いましょう。
- ・症状が回復しないときやひどいときは、医師の診察を受けましょう。
- ・光化学オキシダントの原因物質(NO2)の排出を抑えるため、車の使用は控えましょう。
※ 健康被害があった場合は、市役所や町役場、保健福祉事務所へお知らせください。
光化学オキシダント注意報の発令基準や地域はどのようになっているのですか?
注意報の発令は、県内を12の地域に分けて行います。
それぞれの地域にあるオキシダント測定局の値が基準値(1時間値が0.12ppm)を超え気象などの条件からその状態が継続するおそれがある場合に発令します。
発令は地域単位で行います。
地域の区分は、
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